<シンクロ☆ロシアチームの秘密>
『ローマは1日にしてならず』-フランスの諺ー
まさに、トレーニングの事ですね!
こんにちは、ニンニンです。
オリンピック選手が、まだまだTVを賑わせています。
その中で、ちょいちょい、シンクロの井村コーチの凄まじい鬼コーチぶりが紹介されていました;;
井村C:「どんな気持ちでやったんだ?!」
選手:「死ぬ気でやりました!」
井村C:「死んでへんやないか!!!」(もっとやれる!)
(-_-;)
シンクロナイズド・スイミング、見てる私たちは、水面上を白鳥のように動き、時にはダイナミックに軽やかに飛んだり跳ねる姿に魅了されます。
しかし、水面下では、想像を絶するほどの地獄があります。
お風呂の湯船に潜ってどのくらい息を止めることが出来ますか?
2分出来たらかなり凄いですよね。彼女たちは、1回の息継ぎで3分間も無呼吸状態で、さらに激しい演技をします。しかも笑顔。どれだけドSなんだとツッコミを入れたくなります。
日本チームも頑張りましたが、惜しくもソロ・団体ともに3位。ロシアが圧倒的な強さで金メダルを獲得しました。日本人もかなりの練習をしているシーンが特集されていましたが、ロシアには及びませんでした。
ロシアチームには、どんな強さの秘密があるのでしょうか?
ある実験結果があります。
スペインチームとロシアチームの肺活量を比較したところ、全く差がなかったそうです。ただ、スペインチームは『潜水除脈』が起こり、ロシアチームには『潜水除脈』が起こらなかったそうです。潜水除脈とは、脳への酸素を確保するために心拍数が遅くなることで、これによりスペインチームは身体が思うように動かなくなります。ではなぜ、ロシアチームは平気なのか?
それは、『脾臓』に秘密があります。
脾臓は、造血機能・血球の破壊・血液の貯蔵機能があります。水中で激しい運動をすると、脾臓に蓄えられていた血液を送り出すことにより、筋肉に十分な酸素を供給するそうです。般的な人は、摘出しても問題ないくらい脾臓を使用することは殆どないということです。
ロシアチームは、どのようにこの能力を手に入れたのか?
それは『パッドカーチカ』→水中で逆さ倒立をして息を止めるそうです。
8歳〜、毎日10時間、年間2000時間、16年間、ひたすら耐える訓練をするそうです。そうして、彼女たちは『脾臓』という酸素補助タンクを手に入れたのです。
99.1333という高得点を記録し5連覇を達成したロシアの演技。
まさに『継続は力なり』。どんな天才だって、簡単に今の地位を手に入れたのではなく、毎日血の滲むような努力をして栄光への道を進んでいるんですね。
今の若者が聞いたら、『マジ、神!』の一言で終わってしまいそうですが。